久しぶりのゆるフォトLessonは
「なぜカフェとフォトスタジオ が一緒になっているの?」です。
boccoのロゴにも入っているphoto + cafeの部分
フォトスタジオ とカフェが一緒になっているお店って、全国的に見ても珍しいスタイルのお店じゃないんでしょうか。
カフェにいらっしゃったお客様からこんな声をよく聞きます。
「フォトスタジオ ってどこにあるんですか?」「二階にあるんですか?」
分かりますよ〜、普通はそう思いますよね・・。
boccoはよくある写真館のイメージがほとんどありません。
ストロボの機材であったり、スタジオ背景であったり。
完全にここはカフェでしょ(笑)って思いますよね。
それでは、boccoがそもそもなんでカフェとフォトスタジオ が一つになっているのか、今回のフォトLessonでは深くお伝えしていきたいと思っています。
一緒になっているのには、実はこんな理由があるからです。
「日常の延長線上にあるフォトスタジオで、自然な写真を残したり、家族の幸せな時間をゆっくり過ごしてもらうため」
です。
◎日常の延長線上にあるフォトスタジオ にするために。
写真を撮られるのって、相当慣れてないと大人でも緊張しますよね。
これは子供さんでも同じことだと思います。
いつもと違う空間、違う雰囲気。
そして見慣れないスタジオの機材。
僕は今でこそだいぶん慣れたんですが、写真を普段から撮影している人間ですら、いざ撮られる側になるとカクカク不自然になりますね(笑)
テレビ取材が来た時はだいぶやばかったです・。
ということで、想像以上に撮られる側って、緊張します。
僕たち夫婦は自然な写真が好きです。
なぜならその人らしい、本当に魅力的なところが写真で残せるから。
自然な写真がなぜいいのか?詳しくは前回のゆるフォトLessonへ↓
https://kawauso.jp/?p=1082
ゆるフォトLesson 10 「自然な写真を残すわけ」
カフェってどんな場所のイメージですか?
ゆっくりできる場所、落ち着く場所、気軽にふらっといける場所、などが思い浮かびますよね。
その一方で、写真館やフォトスタジオってどんな場所のイメージでしょう?
気軽にふらっといけるというよりは、ちょっと特別な場所というイメージが強いかなと思います。
日常の延長線上にあるようなフォトスタジオ にするために、リラックスできるカフェとフォトスタジオを一つにしています。
そのカフェのような雰囲気で写真を撮影したら、「自然な写真が残りやすい」ですよね。
◎写真を残す楽しみや、良さをもっと知ってもらうために。
15年以上、写真という仕事をやってきて感じたこと。
それは「写真は素晴らしい価値を持っている」、ということ。
記録したり、お部屋に飾ったり、表現したり。
撮影した時点でも楽しめたり、残してよかったと思うんですが、
5年、10年と時間が経つことによってさらにその良さが増してきます。
一方で写真は「今この瞬間、写真を残す必要性を感じにくい」という部分があります。
もったいないですよね(汗)
写真を残すことって素晴らしいことなのに、なかなかそれが伝わりにくい・・
後になって、あの時写真を残しておけばよかった!なんて声はよく聞きます。
気軽に写真を残したり、楽しんだりできないかなと考えて
僕たちが好きな「カフェ」を「フォトスタジオ」 と一緒にしたら
もっと写真のことを知ってもらえる。
そう思ってカフェとフォトスタジオ を一つにしました。
カフェのように気軽に来れるフォトスタジオ目指して。
◎フォトスタジオ と感じさせないフォトスタジオとして。
あまりにもboccoはカフェなので、
写真が本当にちゃんと撮れるの?って素朴な疑問がわいてくると思います。
でも大丈夫ですよ〜!そこは最初からしっかりと考えて作ってあります。
ずっと写真館にいましたから・・。
boccoはこんなふうに作られています。
ちょっと専門的な内容ですが( ´ ▽ ` )
・自然の光だけで撮影するため、店内に入る窓の光を計算
自然の光で撮影する際は、北窓からの光が柔らかく、光量も安定していてポートレートの撮影向きの光です。
窓の開口部の大きさや位置も柔らかい面光源をつくるために大切です。
※西側の光はきつく影がでるため、ポートレート撮影には不向き。
その理由もあって海の見える西側が壁になっています。
・人肌を綺麗に撮影するため内装の白で基調を統一(天井が白いのはそのため)
自然の光で撮影する場合は、撮影する環境の色が反射によって、非常に写真の色が影響されやすいです(色かぶり)。
極端な例でいくと、赤い顔になったり、青い顔になったりします。
ですので店内はほぼ白で統一しています。
・店内で望遠レンズでも撮影できるような引き(直線の長い廊下)
自然な写真を撮影するには、望遠レンズが向いています。
望遠レンズは引き(被写体との長い距離)が必要なために、boccoは広い空間にしています。
今回のゆるフォトLesson11はここまで〜!
次回のフォトLesson12では
「データ時代に写真をカタチに残すメリット」です。
よろしくお願いします。
いや〜早く梅雨があけてほしいですね(汗)
ご覧いただき有難うございます( ´ ▽ ` ) ではでは。
kazunori